気密の目的

主に換気装置の排気口廻りの空気が排気されるので、汚れた・湿気・臭いのある空気が滞留されるところが発生します。特に床に溜まった汚染空気は小さな子供が、真っ先にその影響を受けます。給気口に高性能フィルター(花粉・黄砂・pm2.5対策)を設置しても、あちこちの隙間から空気が入るので、それほど効果があがりません。

高気密住宅になると、新鮮空気は給気口から侵入し、家中全体を空気が常に静かにゆっくりと巡り廻って、排気口から汚染空気を排気します。計画的な換気が実現され、汚染空気を滞留させません。また湿気た空気も滞留させないので結露も防止します。給気口に高性能フィルター(花粉・黄砂・pm2.5対策)を設置すれば、その効果を最大に発揮できます。

気密測定の重要性

気密がしっかりとれているか、気密測定技能者による気密測定を 実施することが大事です。気密測定の結果は、 住宅の床面積1㎡あたりの相当隙間面積 『C値』 で表します。

※延床面積120㎡でC値2.0の場合、建物全体の隙間面積は、240c㎡存在するということです。 (240c㎡は、15cm真四角 程度)C値が小さいほど気密性は高くなります。

気密測定は、サッシ取付・断熱・気密工事が完了した後、仕上げ工事に着手する前に実施します。なお、給排気口廻り・電気配線等の気密・断熱層の貫通部分の工事はこれまでに完了させておきます。その貫通部分の断熱・気密の処理が最も重要だからです。気密測定をすることによって、安心感が得られ、万一の施工不良が発見でき、その場合の補修工事も簡単にできます。竣工した後の気密・断熱の補修工事はまず不可能です。それと施工する大工さんや職人さんの意識も高まります。高性能住宅・高気密・高断熱住宅の建築には気密測定は必須です。気密検査の後に外周部の壁を貫通させた場合、その部分の補修も重要です。特に竣工後の持ち込みエアコンのスリーブ工事には注意が必要です。

気密性能と給気口の関係

このグラフは気密レベル(C値)と給気口から入る空気の割合との関係を表しています。

気密層・断熱層・防水層・防湿層・通気層について


建物の外部に面する外壁にはこれら気密層・断熱層・防水層・防湿層・通気層などがあります。これらは断熱工法、断熱材の種類、耐力面材の有無や種類、室内仕上げ材。外壁・屋根仕上げ材等によって、微妙にその位置や考え方及び施工方法が変わってきます。大事なのは、それぞれの目的・役割を正しく理解して正しく施工することです。