PM2,5・花粉対策

近年の空気は、想像以上に汚れており、花粉やPM2.5は全国どこでも観測されています。
春になると花粉が飛来する季節となり、スギ花粉などの花粉にお困りの方も多いはずです。併せて、東アジアからの大陸風がくるPM2.5。大気中に気体のように長期間浮遊しているばいじん、粉じん等の微粒子のうち、粒径2.5マイクロメートル以下のものを微小粒子状物質としてPM2.5と呼んでいます。

 

大気汚染物質が冬から春の気流の変化により地表付近に溜まりやすく、スモッグなどになりやすいため、日本に飛来してそのまま地表に溜まり、そして汚染濃度が強まるという汚染被害が出ています。


PM2.5は、粒径が小さいことから、肺の奥深くまで入りやすく、更に、花粉とPM2.5が結びつくとより人体に悪影響を与える物質になるとのレポートもあるそうです。その上、全国的に気密性能が高い住宅が多く普及するようになった現在、室内の空気はダニやダニの死骸、人の皮膚、ペットの毛、PM2.5、カビ菌などで、汚染されがちです。そのため、花粉症や喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎などで悩む方が増えています。


さらに今、死亡要因として上位に挙げられる肺がんや肺炎などは、近年のさまざまな調査により、大気汚染が原因のひとつとして推定されてます。
様々な健康影響の可能性が懸念されているため、国は2009年に「微小粒子状物質による大気の汚染に係る環境基準」を設定しました。

建築基準法では、シックハウス対策のため、住宅の24時間換気が義務付けられています。計画的に外気は家の中に取り込まれています。PM2.5などの小さな汚染物質は室内に侵入しやすいため、給気口のフィルターの性能によって、花粉やPM2.5の捕集効率が変わります。フィルタが汚れていると必要な換気回数を満たすことができず、空気が汚れてしまいます。

一般的に捕集効率が良いものほど価格は高くなり、また目詰まりしやすいので清掃をまめにしなければなりません。花粉はほぼ100%、PM2.5(1μm粒子)は70~80%の高い捕集効率のフィルターが発売されていますが、これは静電気の力で微細な粒子を捕集するため、水洗いはできません。


一般地域では、約2年に一度の交換が必要となります。高気密住宅では、新鮮空気のほとんどが給気口より入ってくるので、効果は期待できます。現在は、PM2.5の0.3μm微粒子をほぼ95%以上除去できる電子式集塵フィルタなども発売されているため、どのフィルターを採用するかは、喘息等の気管支が弱いご家族がいるかどうか、コストなども考えて慎重に選択してください。

また、住まいの空気をきれいにするためにする施策として、空気清浄機の導入もお勧めします。
空気は部屋に絶えず流入してきます。汚い空気も吸い込む前にきれいにするのが空気清浄機の重要な役割となるため、利用する場合は365日つけっぱなしで、就寝時にもつけて寝るほうがよいでしょう。

きれいな空気の中で暮らすことで、微粒子状の物質が、肺もしくは肺よりも奥深くに入り込んでしまうことを予防し、健康空気に満たされた住まいを実現しましょう。